「FIBA 3×3 ASIA CUP 2018」にて、TOKYO DIMEに所属する鈴木慶太選手と小松昌弘選手の2名が選出されておりました3×3男子日本代表チームが、銅メダルを獲得いたしました。そして、鈴木慶太選手が大会ベスト3プレイヤーに選出されました。
3×3日本代表チームとして、国際大会でのメダル獲得は初となる快挙となります。
【大会結果・戦評】
《準々決勝》
vs カタール
⚪︎18-15
身体的には劣る相手ながら、生命線となる外角シュートが序盤から炸裂。
予選で数多食らったブロックの教訓を生かし、鈴木選手のドライブ→ジャンプストップからのポンプフェイクが小気味良く成功。
小松選手もスクリーンと機動力を生かし、何度もフリーでボールをもらいゴールをゲット。
相手が1人怪我で退場するアクシデントもあったものの、しっかりと準決勝に進出しました。
《準決勝》
vs オーストラリア
⚫︎16-18
続く準決勝は、韓国を21-9で破ったオーストラリア。
ここでもサイズの差はありながら、外角からのシュートを高確率で決め、序盤からリード。
鈴木選手のドライブでファウルを誘い、また小松選手もリバウンドで互角の戦いを見せるなど、先に相手に7ファウルを重ねさせ、終始優位に試合を運びます。
しかし先に7ファウルを得ながらも、そこからの得点が鈍り、残り30秒で同点にされた次のオフェンス、鈴木選手のドライブからのレイアップは惜しくもゴール脇をすり抜けてしまいます。
残り14秒でタイムアウトを挟んで相手ボール、一瞬のノーマークを突いた2Pが決まり16-18、同点を狙った鈴木選手の2Pもゴールへ届かず、惜しい敗戦となりました。
《3位決定戦》
vs ニュージーランド
⚪︎21-20
最終戦となる3位決定戦は、地元中国を準々決勝で下したニュージーランド。
本日3試合目となるものの、連戦の疲れを見せず、序盤からリードを奪います。
高さを使った相手の攻撃に抵抗しつつ、1P入れられた後の攻守の切り替えの早さから、鈴木選手が2Pを連続で決めます。
しかし、相手も長所である高さを使って徐々に詰め寄り、残り4分で12-12と同点に追いつかれます。
決めたら決め返される一進一退の展開から、相手のアンスポーツマンライクファウルを誘い、フリースロー2本をゲット。残り2分半で18-14と、この試合最大点差がついたところから、ニュージーランドの反撃が始まります。
その直後の相手のオフェンスで2Pが決まり、18-16。
しかしすぐさま小松選手のカットインから相手のブロックをかわしてゴール、19-16。
その後、ゴール下を決められ19-17、お互いにミスがあり、タイムアウト後の相手のオフェンスで、2Pを決められ残り1分半で同点に。
同点からの日本のオフェンス、落合選手が落ち着いてドライブインからゴール下を決め20-19とマッチポイント。その後のディフェンスシーンで、相手2Pシュートへのファウルを吹かれてしまいます。
2本のフリースローを決められたらノックアウト負けという場面で、1本目がアウト。
2本目はインとなり、非常に重要な日本のオフェンス。
決まったフリースローを拾った落合選手が、そのままアイソレーション。
ドライブからの1on1を仕掛け、相手のブロックをかわして打ったジャンパーが、リングを跳ねながら通過。1分を残し、21-20で見事ノックアウト勝利、アジアカップ銅メダル獲得となりました。
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■FIBA 3×3 アジアカップ2018 大会概要
http://www.fiba.basketball/3x3asiacup/2018