鈴木慶太選手 退団のお知らせ

この度、鈴木慶太選手が退団することになりましたのでお知らせいたします。

鈴木選手は、2016シーズンに加入し、翌年の3×3 PREMIER.EXE 2017ではTOKYO DIMEを優勝に導き、プレーオフMVPも受賞しました。3×3日本代表としてFIBA アジア3×3カップで日本初となる銅メダルを獲得するなど、3×3の日本代表としても活躍してくれました。
今回、PREMIERシーズン終了を区切りに次の道へチャレンジしたいとの意向を鈴木選手から受け、双方合意の上、シーズン途中ではございますが、契約を解除し退団する運びとなりました。
長きに渡りTOKYO DIMEを牽引してくれたチームの顔でもある鈴木選手のこれまでの貢献に感謝すると共に、今後のご活躍を心より祈念いたします。

ファンの皆様および各関係者の皆様におかれましては、鈴木選手へのこれまでの多大なるご支援・ご声援に対し、心より御礼申し上げます。なお、鈴木選手からの誕生日お祝いメッセージ特典を希望していた個人サポーターの皆様につきましては、本人より個別メッセージをお送りすることで代替させていただきます。







 

■本人コメント
この度、TOKYO DIMEを退団することになりました。
正直、何をどこから書き出して良いか分からず、今でも迷っています。

退団に至った理由は、最後まで挑戦する側でいたいからです。
ここ1、2年を振り返り、自分自身と対話を重ねる中で、自分らしい3×3キャリアのクロージングや、この先の挑戦は何なのかを考えるようになりました。
まだまだ成長していくために、もっともがいていきたいし、その過程を楽しみたい。今一度、自分にコントロールできることに集中して、新しい挑戦や機会を自分で探し、切り拓いていきたいと思っています。

自分の3×3選手としてのキャリアは、常にTOKYO DIMEと共にあったと言っても過言ではありません。
ここまで、自分が思い描いていた以上の素晴らしい景色を見れたのは、DIMEを通して出会ったすべての方々の応援と支えのおかげです。

まだ何者でもなかった自分に声をかけ、信じてくれた岡田オーナー。
どんな場面でも選手に寄り添い、支えてくれたスタッフのみんな。
共に高め合い、戦い続けたチームメイト、DIMEグループの仲間たち。
自分のわがままな挑戦を支援してくださったスポンサーの皆様。
そして、どんな時も応援してくれたDIMEファミリーの皆さん。
本当にありがとうございました。
これからも、TOKYO DIMEの応援をよろしくお願いします。

引退はまだしません。
またどこかのコートで会いましょう。
ありがとうございました!

■代表コメント(岡田優介)
この度、TOKYO DIMEの顔として、チームの精神的支柱として、長年にわたり牽引してくれた鈴木慶太選手の退団にあたり、まずはこれまでの多大な貢献と功績に心より感謝申し上げます。

鈴木慶太選手との出会いはまさにストリートコートでした。3×3がオリンピック種目になる遙か前のことです。当時私はBリーグの前身である旧リーグJBL所属の選手として現役選手をしており、「3×3という新しい競技ができるので、お台場で試合に出てほしい」とオフシーズンに声をかけられたのが始まりでした。

その試合は後に「World Tour Masters」と呼ばれるものでしたが、そこで対戦相手として対峙したのが鈴木慶太選手でした。即席チームとして挑んだ私たちは、ストリートボーラー中心の彼らに完敗しました。

それをきっかけにストリートにも真剣にバスケに向き合う選手たちがいることを知り、クラブチームの練習やストリートの大会に参加させてもらうなどして関係を深め、やがてDIMEに加入してもらうことになりました。

そこからの彼は、誰もが知る“3×3の生けるレジェンド”としてTOKYO DIMEを支え続けてくれました。約10年にわたり、数々の名シーンをともに作り上げ、特に2019シーズンにはチーム史上最高位の世界ランキングを更新し、最多の世界大会出場を果たすなど、TOKYO DIMEの名を世界に轟かせてくれました。

ここ数シーズンは世代交代と若手育成を並行して行う中で、昔ほどの出場機会を作ることが出来ず、常に最前線で戦ってきた彼としては苦悩も多かったと思います。
私自身も同じ選手としてその葛藤を痛いほど理解しており、彼の決断を尊重する以外にありませんでした。「引退」ではなく「退団」という形を選び、新たな挑戦に踏み出す姿は、鈴木慶太らしい潔さと情熱を感じます。

改めて、TOKYO DIMEの歴史の中心にあり続けた彼の存在に心から感謝するとともに、次なるステージでの活躍を心より願っています。
本当にありがとうございました。

#7 鈴木 慶太
生年月日:1981年 7月 3日
身長:180cm

主な戦績(3×3):※TOKYO DIME所属時
2016年
WT Beijing 7位

2017年
3×3.EXE PREMIRE 優勝  MVP受賞
WT Chengdu 2017 7位

2018年
GoYang Challenger 2018 15位
Sydney Challenger 2018 7位
Cedevita Lipik Challenger 2018 12位
Raiffeisen Bank Bucharest Challenger 2018 5位
3×3 Asia Quest Final 優勝
JAPAN TOUR EXTREME FINAL 優勝
3×3.EXE PREMIER FINAL ベスト16
WT Penang 2018 13位

2019年
Asia Pacific Super Quest 優勝
Wuxi Challenger 2019 7位
WT Doha 2019 8位
Penang Challenger 2019 4位
Poitiers Challenger 2019 10位
Yichang Challenger 2019 8位
Huaian Challenger 2019 3位
COM2US KOREA3X3 PREMIER LEAGUE 2019 PLAYOFFS 準優勝
Inje Challenger 2019 7位
3×3.EXE PREMIER PLAYOFFS 準優勝
MMC Sukhbaatar Challenger 2019 5位
Kaohsiung City Challenger 2019 7位
WT Jeddah 2019 9位

2020年
JAPAN TOUR EXTREME FINAL 2019 準優勝
第5回 3×3 日本選手権 準優勝
JAPAN TOUR 2020 EXTREME FINAL 優勝

2021年
3×3.EXE PREMIER JAPAN 2021 PLAYOFFS presented by PORSCHE 9位

2022年
第7回 3×3 日本選手権 11位
3×3 Super Circuit 2022 FINAL 4位
Asia Pacific Super Quest 8位
WT Utsunomiya 2022 12位
3×3 Basketball Thai Super League 2022 4位
3×3.EXE PREMIER 2022 PLAYOFFS 3位
Sacheon Challenger 2022 8位
三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2023 FINAL 4位

2023年
3×3 SuperCircuit 2023 FINAL Chiba 4位
第8回 3×3 日本選手権 4位
3×3.EXE PREMIER 2023 PLAYOFFS 9位
三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2023 FINAL 7位

2024年
第9回 3×3 日本選手権 8位
三井不動産 3×3 JAPAN TOUR 2024 FINAL 10位
3×3.EXE SUPER PREMIER 2025 – Aomori- FINAL 5位

日本代表(3×3):※TOKYO DIME所属時
2016年 FIBA 3×3 World Championships 11位
2017年 FIBA 3×3 Asia Cup 2018 3位 大会ベスト3受賞
2018年 FIBA 3×3 Asia Cup 2018 14位
2018年 FIBA 3×3 World Cup 2018

この記事のタグ

3x3 EXE PREMIRE PLAY!渋谷区  OSAKA DIME HACHINOHE DIME