この度、初年度から長きに渡りチームの勝利に貢献してきました岩下達郎選手が今シーズンで現役を引退することになりましたので、ご報告いたします。本件については岩下選手本人のSNSでも先日発表しております。
岩下選手の公式戦への出場は先日行われた日本選手権をもって終了となりましたが、2021シーズン所属の選手として、2022年3月31日まではチーム主催のイベント等には参加いたします。
また、岩下選手のこれまでの功績を讃える場として岩下選手の引退セレモニーを開催いたします。詳細は後日、公式ホームページおよび各SNSにてアナウンスいたします。
岩下選手は初年度からTOKYO DIMEとともに歩んできたフランチャイズプレーヤーでした。
どんなことにも真摯に向き合う人柄からイベントでは人を惹きつけ、穏やかな性格で子どもたちにも大人気のヒーローでした。
ゲーム中も紳士な立ち振る舞いで運営やレフェリーからの評判も抜群に高く、プレーでは強力なインサイドで幾度となくチームの危機を救い、チームの勝利のために自己犠牲を厭わずに泥臭く活躍してきてくれました。
チームの発展に人一倍貢献してきてくれた岩下選手の次なるステージでの活躍をTOKYO DIMEは全力で応援しています。
GO!! TATSURO!!
#20 岩下達郎
生年月日:1988年 12月 16日
身長:205cm
主な戦績(3×3):
2014年 3×3.EXE PREMIRE 優勝
2014年 FIBA 3×3 World Tour Final TOKYO 出場
2017年 3×3.EXE PREMIRE 優勝
2018年 3×3.EXE PREMIER カンファレンス 優勝
2019年 3×3.EXE PREMIER カンファレンス 優勝
2019年 FIBA 3×3 World Tour Seoul Challenger 6位入賞
2020年 JAPAN TOUR EXTREME 優勝
主な戦績(5人制):
2005年 第60回国民体育大会少年男子優勝
2008年 第60回全日本大学バスケットボール選手権(インカレ) 優勝
2008年 第60回全日本大学バスケットボール選手権(インカレ) 優秀選手賞、ディフェンス王、スポーツマンシップ賞
2011年 第66回国民体育大会成年男子優勝
2013年 第68回国民体育大会成年男子優勝
U18 日本代表
U22 日本代表
U24 日本代表
■本人コメント
この度、18年の競技生活の引退を決意しましたのでここにご報告申し上げます。
いままで応援してくださった皆さん、支えてくださった皆さん、一緒に闘ってくれた仲間たちに改めて感謝します。本当にありがとうございました。
思い返せば18年のキャリアでは立派な成績を収められたと思います。ちょっと自慢させて下さい。
全国優勝 計7回
全国準優勝 計7回
日本代表選抜 計9年
参戦した全てのカテゴリーで日本一を経験し、常にトップチームと呼ばれるところで勝ちにこだわってやってきました。この結果は誇れるものだと自負してます。
けどバスケはチームスポーツ。
僕1人で成し遂げるのは不可能で、いつもそこには自慢のチームメイト、チームスタッフの皆んながいてくれました。
“一期一会”この言葉が僕の座右の銘です。
こんな成績を残せたのも、こんな経験ができたのも、18年もキャリアを続けたいと思えたのも、全て素敵な人たちとの出会いがあったから。
僕が自分のすごいところをひとつ挙げろと言われたら迷わずに、縁に恵まれるところと答えます。
だから一期一会という言葉には僕のこれまでの半生が詰まっていて、これまで僕と関わってくれた皆んなは一期一会の賜物なのです。
そしてもうひとつ。スポーツは結果が全てです。
賛否両論あるかもしれないけど、これはアスリートの世界に身を置いた自分が肌身で感じたこと。
ただ僕が成長できた瞬間は常に結果を出せなかった、その次の瞬間にありました。
なぜ目標に至れなかったか、何が不足していて、何をどう改善しなきゃならないか。
そしてこの学びをどう活かして、次の目標までにどうやって実行していくか。
このプロセスの大切さを僕は18年間のバスケ生活で学びました。
これは仕事にも、私生活にも全てに通じることだと思います。
こんなかけがえのない学びを与えてくれたバスケとバスケができる環境を与えてくれた皆んなに感謝してもしきれません。
さらにこれまでの競技生活を労ってくれて、お疲れ様と言ってくれることがとても嬉しかったです。
最後に、このキャリアをDIMEで終えられて幸せ者でした。ありがとうございました!
TOKYO DIME
#20 岩下達郎
■チームオーナーコメント(岡田優介)
現役生活、お疲れ様でした。
岩下選手はコート内でもコート外でも常に紳士であり、3×3に取り組む姿勢はプロフェッショナルそのもので、多くの選手たちのお手本となる存在でした。
高さを活かした献身的なプレーはもちろんのこと、コート内外の全ての場面において、岩下選手は大きな貢献を果たし、5人制での輝かしい成績はもちろんのこと、3×3においても多くの実績を残してくれました。彼の人間性の素晴らしさは、身近にいたチームメイトとスタッフが一番良く理解していると思います。
TOKYO DIMEにとって、岩下選手が抜けてしまう穴は計り知れないほど大きいですが、彼がチームに残してくれた素晴らしいカルチャーはこれからも引き継がれます。
チーム創設初年度から岩下選手と共に3×3の歴史を作り、共に時間を過ごせたことは私自身の誇りでありチームにとっての誇りです。これからのキャリアでもTOKYO DIMEでの経験を活かし成功することを願っています。そして、日本のバスケットボール業界およびまだまだ未熟な3×3業界を、OBとしてこれからもサポートしてくれることを期待しています。
TOKYO DIMEでプレーをしてくれてありがとう!本当にお疲れ様でした。